2020年2月19日水曜日

何語で話す?

答え:英語
理由:アメリカの大学だから.

ええ,全くもってその通りです.当たり前だと思う方もいることでしょう.ただ,こんなに単純であれば投稿しません.今回は,自分が以前抱いた小さな疑問とそれに対する答案についてです.

まず,今回の題名に至ったきっかけをお話しましょう.かつての研究室の先輩が,現在UT Austinで研究員をやっています.そして,その受け入れ先の先生も日本人の方です.それを知ったとき,つぎのような素朴な疑問が頭に浮かびました:

「先生と2人のとき,日本語か英語かどっち話すんだろ?」

当時は「まあ,日本語だろう」と単純に思いました.母国語の方が細かい内容の齟齬とかなさそうですし,わざわざ本人に聞くほどでもないかなと.ただ,こちらに来てから,時差が小さくなりその先輩とメッセージのやり取りをしやすくなったので,そこで上記の質問を尋ねてみました.するとつぎのような返信が:

『in English yade』(原文ママ)

英語なんですか!?自分としてはこの返答にはいろんな意味で驚きました.しかし先輩曰く,『教授によると思うよ』とも.なるほど,そういうものなのか.とにかく,この返答を受けてから,今回の題名に対する自分の中でのイメージが変わったのは確かです.

実は,題名に示した疑問は今いる研究室にも当てはまります.自分が現在お世話になっている先生は元は中国の方です.そして,研究グループのメンバーは6人中4人が中国出身です.そこで同じように,「先生との議論では中国語を使うのか?」という疑問が浮かびました.ちなみに学生同士は中国語でやり取りすることもあり,学生室ではしばしば中国語が飛び交っています.というわけで,ポスドク研究員のXinboに尋ねてみたところ:

『英語だよ.中国人の学生と話すときは中国語だけど,それ以外は英語.』

とのことでした.どうやらここの先生も同様の方針みたいです.さらに,『もう6年もアメリカにいるし,基本的には中国語は使わないようにしてるよ.』とも.1つ目の例も含めて,海外で本格的に研究するということはこういうことなんだなぁと,また一つ勉強になりました.

結局のところ,今回抱いた疑問に対する回答としては,少なくとも自分の周辺だと冒頭の内容が正解になりました(母体数2).個人的には興味深いお話でしたので,こういう形で紹介させてもらいました.


P.S. 本日は研究グループのメンバーとイタリアンレストランで昼食.このときにいなかったKursatとJamesも今回は一緒で,全員が揃いました.


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