2020年2月23日日曜日

Lyftデビューと落とし穴

前回の投稿で,Lyftで目的地まで送ってもらったと書きました.今回はLyftの紹介と,自分が使おうとした際の過ち(準備不足)について述べようと思います.

まずLyftとは何かといいますと,現在アメリカでよく用いられる配車サービスの一つです.スマートフォンのアプリで気軽に呼べて,基本的にはタクシーよりも安く済むため,非常に使いやすく便利なものです.現地のケータイ電話番号とクレジットカード(or PayPal)を登録すればすぐ使えるので,車を持たない旅行者の移動方法に向いてます.まあ,詳しくは「Lyft 使い方」とかで検索すればいろいろ出てくるので参考に(サボり).

Taughannock Fallsは宿泊施設から車で20分程度かかる距離がありましたが,バスが近くに通っていませんでした.研究室メンバーに車を持っている人もいるんですが,Cornell大学は現在February Breakという連休に入っており,皆さん遠くに出かけています.こういう経緯から,Lyftを使ってみることにしました.

時間は自分の中で決まってましたので,配車の予約サービスを使おうと考えていました.時間を事前に指定しておけば来てくれるシステムです.特に帰りは,出発地点が町中ではなかったため,予約しておいた方が待つ時間もなく安心かな,と思いました.なので前日にアプリを開いて予約を試みましたが,予約オプションが選択肢に入っていません.調べたところ,このサービスは該当しない地域もあるらしく,Ithacaでは予約できないようでした.仕方ないため,予約は諦めることに.

当日の午前,身支度がほぼできたので,配車をしてみます.すると最も近いドライバーが担当として割り当てられました.さて,何分後にくるかな~,と確認すると...

『3分後』

早すぎぃ!「10分以上はかかるだろう」と考えていたので,拾ってもらう場所に急いで向かいました.車が到着と同時くらいに着いたのでなんとかセーフ.無事乗せてもらいました.みんなが便利というのが分かります.

ここで,「こんなに簡単に迎えが決まるのなら,帰りも大丈夫そうだな」と思いました.Ithaca Downtownから滝まで車ならせいぜい20分程度ですので,20分待てば来てくれるだろうと.完全に安心しきって滝に向かったわけです.


滝を見終わって公園で休憩後,そろそろ帰ろうかというときに再びLyftのアプリを起動.スタート地点(現在地)と目的地(宿泊施設)を指定後,『Request Lyft』というボタンが出ますので,これを押します.すると,

『Looking for nearest driver...』

おお,探しとる探しとる.町中からは確かに遠いし,ドライバー決めるのも少々かかりそうだな~.と待ってみます.そしておよそ3分後

『Looking for nearest driver...』
プツン
『Request Lyft』(前の画面)

「え?ちょっとまって?」本来なら担当ドライバーの名前と車種が出てくるはずが,なぜが割り当てられません.何回やっても同じでした.田舎すぎて巡回中のドライバーが見当たらず,配車できないという事態に!

「こ... こうなったら代替案を探してみよう(冷や汗)」ってことで,ルート検索アプリでLyft以外の候補を探します.そこで言われた方法がこちらの2つ:

『1時間ちょっと山を登ったところにバス停あるで』
『大通り沿いに歩いていったら目的地に3時間ちょっとで着くで』

上り坂1時間か,平坦な道3時間か... 後者の大通り沿いも考えましたが,車が歩道スレスレを猛スピードで走ってて命の危険を感じたので,前者を選択しました...

山の中は圏外ですが,GPSが使えますので迷子はなんとか回避.その道では何度かウォーキングしている方とすれ違い,皆さん明るく挨拶をしてくれました.慣れない山道ということと,想定外の事態に陥っていたため非常に不安でしたが,この人たちの明るい挨拶で気持ち的にはめちゃくちゃ楽になりました.結局,1時間以上かけて山の上のバス停に到着し,Ithaca Downtown行のバスに乗れました.


バスが来たとき,嬉しすぎてつい撮影した写真です (^ ^;)

無事帰ることができたからよかったものの,計画が軽率だったなと反省しています.というわけで,Lyftを使用するときは,予約サービスの有無と地域の田舎レベルをあらかじめ確認しておくことをお勧めします.Lyftを否定したいわけではなく,少なくとも都市部においては非常に便利なのは間違いないと思います.ただ,事前調査をしておくに越したことはない,ということを痛感した出来事でした.

0 件のコメント:

コメントを投稿